楽天モバイル UN-LIMITを自宅回線として使うメリット
楽天モバイル UN-LIMITを自宅回線として使うメリットとしては、大きくは下記のポイント。
- 1年は無料で使える
- 楽天エリアなら一日10GBまで使い放題
- 10GBを超えても1Mbps - 3Mbpsくらいで使う放題
- 自宅やオフィス、店舗などの楽天電波を掴むところなら速度は安定
- 無料期間が終わっても月額2,980円とWiMAXやモバイルWifiよりも安い
- 楽天Linkアプリを使えば通話無料の固定電話としても使える
コスト面でのメリット
楽天モバイル UN-LIMITを固定回線として使う際の一番のメリットはやはりコスト面でしょう。
開通から1年間は無料というのがコスト的に大きなポイントで、光回線やWiMAXは月額4,000円前後なので1年間で50,000円近くコストカットできます。新しいiPhone SE2が新品で買えてしまう金額です。
また、無料期間が終了した後も月額料金は3,000円程度なので、光回線やWiMAXと比べて年間1万円ほどコストが安くできます。
機能面でのメリット
楽天モバイル UN-LIMITはまだユーザーが少ないため、楽天エリア内で電波を掴んでしまえば、回線速度は高速で安定しています。時間帯によって低速になることもほとんどないため、時間帯によっては格安料金の光回線より速度が出ることもあるでしょう。
ネット回線以外としては、楽天モバイルは携帯電話回線なので、携帯電話網での通話ができるというメリットもあります。追加費用なしで自宅の通話料無料・電話が付いてくると考えたらかなりお得です。
楽天モバイル UN-LIMITを自宅回線として使うデメリット
楽天モバイル UN-LIMITを固定回線としてえ使う際のデメリットは下記のポイントになります。
- 10GB以上のファイルをダウンロードするのが難しい
- 対象端末の購入コストが高い
- 契約済の回線(光回線・WiMAXなど)を解約するコストが必要
- 携帯回線なので、緊急時に逼迫する可能性がある
- テザリングだと接続端末数が限られる
コスト面でのデメリット
ここ10年くらい、光回線やWiMAXなどの自宅回線系サービスの月額料金は下げ止まっているため、現状では楽天モバイルよりも安いプランはほとんどありません。一部キャンペーンなどでキャッシュバックをする光回線業者などがいますが、そういった業者は安い分回線速度が遅いことが多いので「安い分ストレスが溜まる」という声が多いのが実情です。
携帯電話の料金としても、ドコモ・au・ソフトバンクなどの既存キャリアよりも明らかに安いため、3社が楽天モバイルの料金に追随してこない限り乗り換える必要もないでしょう。楽天モバイル UN-LIMITは解約料金も0円なので、いざとなれば解約すればOKです。
次に、対象端末の購入コストが高い点。楽天モバイルは、対応端末が限られているため、手元にあるスマートフォンで使える可能性はかなり低いでしょう。そうすると、新しく楽天モバイル対応端末を購入する必要があるため、追加で費用がかかります。また、今契約している自宅回線がある場合は、解約するコストがかかるのも、乗り換えという点ではデメリットです。
その意味では、現在の自宅回線の状況(契約先・契約期間など)によっては、楽天モバイル UN-LIMITに変更して得られるコスパが少なくなるかもしれません。
機能面でのデメリット
逆に機能面でのデメリットは多くあります。
まずは、UN-LIMITと言っておきながら実質1日10GB制限がある点。ここはゲームや動画などの大容量コンテンツを頻繁にダウンロードするようなユーザーには大きなデメリットになります。
20GBまでなら回避する方法もありますが、PCゲームなどは本体データが50GB以上ということもあるので、そうしたファイルをダウンロードするのは厳しいでしょう。
楽天モバイル UN-LIMITで10GBを超えるファイルを制限なしでダウンロードする裏技
実質「1日10GB制限がある」楽天モバイル UN-LIMITで、OSアップデートやゲームダウンロードなど「10GBを超える巨大ファイル」を制限なしでダウンロードする裏技をまとめました。
また、スマートフォンのテザリングで自宅回線とする場合は、スマホのテザリングは接続台数が10台程度になるため接続台数が多い家庭では問題になるでしょう。その場合は、下記のようなUSBテザリングに対応してWifiルーターを用意する必要があります。
楽天モバイル UN-LIMITを自宅回線として使うメリット・デメリットを見てきました。
コスパが高く、1年は無料で使える楽天モバイル UN-LIMITですが、固定回線としても十分であることがわかります。
ただし、デメリットで見てきた通り、問題点もいくつかあるため、現在の自宅回線から乗り換える際はしっかりと検討してから決めるようにしましょう。